知る

庫蔵寺は、天長2年(825)に弘法大師さまが朝熊山に金剛證寺を建設した翌年にはじまり、その奥の院として虚空蔵菩薩さまを安置し国土鎮護のために虚空蔵求聞持法を修めた寺であるといわれています。その後、貞治年間(1322)に霊海上人によって中興開山され、天正年間には、織田水軍の将・九鬼嘉隆が鳥羽城築城の地鎮と安全の祈願を命じたことから、現在も祈願寺としての姿を保っています。また、亨保8年(1723)には仁和寺の末寺として色衣(萌黄・黄衣・浅黄)免許を許され、真言宗御室派を宗派としています。本堂は永禄4年(1561)建立。こけら葺きで内部は唐様、中央には極彩色の彫刻がはめられるなど室町時代の特色をよくあらわし、大正9年に国の重要文化財に指定され、その歴史を今に伝えています。